函館短期大学ニュース
つどいの広場
2015.02.02 1月28日(水)、子育て講座を行いました。今回は、本学保育学科の輪島進一先生をお招きし、「ねんどであそぼう」と題して手と足を思いっきり使った粘土遊びを楽しみました。
参加した11組の親子は、最初にスクリーンの前に集まり、楽しそうに遊ぶ小さいお友だちの写真などを見ながら粘土遊びのお話を聞きました。粘土は、「素材としての自由さ100%の遊びである」「大人が触って見せることで安心感を持ち、自分もという気持ちが生まれる」「粘土が形を変えることが好奇心を刺激する」ということや「耳たぶの固さが遊ぶための程よい固さである」ということなどを、教えていただきました。お母さんのお勉強の時間が終わるといよいよ粘土を使って遊びます。
ビニール袋から出した粘土をマットに叩きつけながらこねて、柔らかくします。ちぎ る、穴を開ける、踏みつける、丸める、伸ばすなど指・手のひら、足などよーく使ってお団子・ヘビ・雪だるまやせんべいなどを作りました。最初は恐る恐る触っていた子どもたちでしたが、さまざまに形を変える粘土に想像力をかき立てられ、イメージどんどん広げていきます。「これ、へびさん」「アイスできた」「ゆきだるまつくろう♪」など楽し そうな会話が聞かれました。お母さんも子どもの頃にかえって夢中で作っているようでした。途中で「上手ですね」と輪島先生に声を掛けていただくと、お母さんもお子さんも恥ずかしそうに、そしてうれしそうな笑顔になりました。
最後に紙皿に果物などを載せて、輪島先生に見ていただきました。講座のはじめは声を掛けられても恥ずかしくて、返事ができないお子さんもいましたが、粘土で自由に遊び、たくさん褒めてもらったことが自信につながったようで、何度も「先生見て!」と作品を持って行くお子さんもいました。まずは親子で十分遊び、次に他の人にも認めてもらう。1時間弱の短い時間でさまざまなことを体験し、成長がうかがえた講座でした。