函館短期大学ニュース
つどいの広場
2014.11.1211月5日(水)13:00~、赤ちゃんから楽しめる「親子でコンサート」を開催しました。今年のコンサートは、昨年に引き続き声楽家の石丸典子さん、さらにマリンバ奏者の市川須磨子さんにもお越しいただきました。
みんなの期待が高まる中、函館短期大学 管楽器アンサンブル部の演奏でコンサートが始まりました。「崖の上のポニョ」などスタジオジブリの映画でおなじみの曲のメドレーです。思わず一緒に口ずさむお母さんと、手拍子や体を揺らしてリズムをとる子どもたちなど、すぐに音楽の世界に引き込まれたようです。
いよいよ石丸典子さんの歌の世界が始まりました。「こぶたぬきつねこ」「まつぼっくり」「パンダうさぎコアラ」などの手遊びやタンブリンをたたきながらの歌、そして、本学保育学科の学生と一緒に踊った「テレパシ-」などますます笑顔が広がります。
市川須磨子さんのマリンバの演奏では、「初めはお母さんのために演奏します。」という言葉とともに演奏が始まり、マリンバの心地よい音色に包まれました。子どもたちも興味津々に見つめ、先生の真似をして床をたたいているお子さんもいました。先生が用意してくださった楽器(音が鳴るおもちゃ)を持って一緒に演奏するなど、「音を楽しむ」音楽の世界に浸ることができました。
赤ちゃんや年齢の低いお子さんの子育て中は、ピアノやマリンバなどの演奏を生で聞くことが難しい時期です。お子さんと共有した音楽の世界が、お母さんにとって豊かな時間と感じてもらえたのならうれしく思います。そして、間近で本物の楽器の音を聴き、音楽とともに楽しんだことが、良い体験として子どもたちの心に残っていくことを願います。子どもたちの好奇心旺盛のきらきら光る目と、その姿を見守るお母さんの優しい眼差しの中、心が豊かに、そして温かくなる時間を過ごすことができました。
(wrote by Yamada, photo by Kimura)