函館短期大学ニュース
子育て研究所
2017.11.21 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、「地域の子育て環境の充実」を図るため、さまざまな分野で地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を開催しています。平成29年度は3回の講座を企画いたしました。
平成29年11月5日(日)には、「気になる子の支援~保育の現場にいかせるアイディア~」と題し、社会福祉法人つくしんぼ学級園長・金沢京子氏が、今年度第1回目の講座を担当し、約80名が参加しました。
内容は日本の福祉の流れや幼児期の特性の話から始まり、幼児期の支援には関係性と自己肯定感を築くことが重要だとお話がありました。“何のために頑張るのか”をはっきりさせ、子供の苦手なことを改善させる保育ではなく、“好き”や“得意”を利用しながらメリハリのある保育を目指すようアドバイスをいただきました。多くの事例もご紹介いただき、さまざまな子供の様子や実践の場面が映し出されると、参加者から笑顔がこぼれ、日ごろ接する子供たちの顔も思い浮かべながら、うなずいている方が多くいらっしゃいました。金沢先生の力強い言葉や子供と接することが楽しいと思う気持ちが、明るくエネルギーに満ちあふれた空気を作り出し、参加された方々の明日への活力になったのではないでしょうか。
函館短期大学保育学科・子育て研究所では、今後、2回の講座を予定しています。平成30年1月13日(土)に開催される「乳幼児期におけるアタッチメントと保育者の役割」(講師:東京大学教授 遠藤利彦先生)は若干の余裕がありますので、参加希望の方は、事務局木村(FAX:0138-59-5549, tel:0138-57-1800)までお申し込みください。(詳しくは平成29年度 専門職研修講座をご覧ください。)